犬や猫にも、人と同じようにアレルギーがあります。
「最近かゆがっている」「耳をよく掻く」「食べるとお腹を壊す」など、実はアレルギーが原因になっていることも少なくありません。
私は21年以上、動物病院で働いてきましたが、アレルギーに悩む犬や猫をたくさん見てきました。
今回は、アレルギーの原因や検査、治療法について、現場で感じたことも交えながら解説します。
犬や猫にもアレルギーはある
人に花粉症や食物アレルギーがあるように、犬や猫にもさまざまなアレルギーがあります。
代表的なのは次のようなものです。
- 食物アレルギー
- ハウスダスト
- ダニ
- 花粉
- カビ
- ノミ
症状は皮膚だけでなく、耳や消化器に出ることもあります。
「ただの体質かな」と思っていた症状が、実はアレルギーだったというケースも珍しくありません。
アレルギー検査で原因がわかることもある
症状が続く場合は、動物病院でアレルギー検査を相談する方法があります。
検査によって、どのアレルゲンに反応しているか調べられる場合があります。
ただし、検査内容によって費用は大きく異なります。
検査項目が多いほど数万円かかることもあるため、獣医師と相談しながら必要性を判断すると安心です。
食物アレルギーなら食事管理が基本
食べ物が原因の場合は、その食材を避けることが基本になります。
自己判断でフードを何度も変更するのではなく、原因を確認したうえで食事を選ぶことが大切です。
動物病院では、アレルギー対応の処方食を勧められることもあります。
環境アレルギーは完全に避けられないこともある
ハウスダストや花粉などの環境アレルギーは、原因を完全に取り除くことが難しい場合があります。
そのため、
- 部屋を清潔に保つ
- こまめに掃除をする
- 散歩後に体を拭く
など、できる範囲でアレルゲンとの接触を減らす工夫が大切です。
症状に合わせて薬や処方食で治療する
アレルギーは完治が難しいケースも多く、症状をコントロールしながら付き合っていく病気です。
動物病院では、
- 飲み薬
- 注射
- 外用薬
- 処方食
などを組み合わせて治療します。
最近ではサプリメントを使うこともありますが、効果には個体差があります。
実際の現場でも、「よく効く子」と「あまり変化がない子」がいました。
大切なのは、その子に合った治療法を獣医師と一緒に見つけることです。
入院やペットホテルでは普段のフードを持参しよう
アレルギーのある犬や猫が入院やペットホテルを利用するときは、普段食べているフードを持参することをおすすめします。
病院やホテルで用意されている食事が合わず、体調を崩してしまうこともあります。
私が勤務していた病院でも、アレルギーのある子には普段のフードを持参していただくようお願いしていました。
慣れた食事の方が、体への負担も少なく安心です。
まとめ
犬や猫にも、人と同じようにアレルギーがあります。
症状が続く場合は、自己判断せず動物病院で相談しましょう。
アレルギーは完全に治すことが難しい場合もありますが、
- 原因を知る
- 食事を見直す
- 環境を整える
- 必要に応じて薬や処方食を使う
ことで、快適に生活できる子もたくさんいます。
毎日の様子をよく観察し、少しでも気になることがあれば早めに相談することが、愛犬・愛猫の健康を守る第一歩です。
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